この記事では、「見入る」と「魅入る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見入る」とは?
「見入る」は「みいる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものを気にしてじっと見つめ続けること」という意味です。
2つ目は、「外側から内側をのぞき見ること」という意味です。
「見入る」の言葉の使い方
「見入る」は動詞として「見入る・見入った」「見入られる・見入られた」などと使われます。
「見」+「入る」で成り立っている語で、「見」は「視力で捉える」「人に会う」「現れる」「考え」という意味、「入る」は動詞の連用形に付き、「その動作や状態の程度が非常に深い様子」「すっかりその状態になってしまう様子」という意味、「見入る」で「目でじっと注意深く見続けている様子」になります。
「魅入る」とは?
「魅入る」は「みいる」と読みます。
意味は「心が引き付けられてしまうこと」です。
精神的にとりこになり、惑わされてしまう様子を表します。
「魅入る」の言葉の使い方
「魅入る」は「魅入られる・魅入られた」と受身形で使われることが多くなります。
「魅」+「入る」で成り立っている語で、「魅」は「もののけ」「心をひきつけて迷わす」という意味、「入る」は動詞の連用形に付き、「その動作や状態の程度が非常に深い様子」「すっかりその状態になってしまう様子」という意味、「魅入る」で「すっかり心を引き付けられ、惑わされる様子」になります。
「見入る」と「魅入る」の違い
「見入る」は「目でじっと注意深く見続けている様子」です。
「魅入る」は「すっかり心を引き付けられ、惑わされる様子」です。
「見入る」の例文
「見入る」の例文は以下の通りです。
・『新聞記事に見入る』
・『宝くじの当選発表に見入る』
・『テレビのニュースに見入る』
「魅入る」の例文
「魅入る」の例文は以下の通りです。
・『宝石に魅入られる』
・『若い男性が女性の霊に魅入られる』
・『美しい女性が吸血鬼に魅入られる』
まとめ
今回は「見入る」と「魅入る」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。