「重工業」と「重化学工業」の違いとは?分かりやすく解釈

「重工業」と「重化学工業」の違いとは?違い

この記事では、「重工業」「重化学工業」の違いを分かりやすく説明していきます。

「重工業」とは?

「重工業」とは鉄鋼や自動車や機械のような重いものを作る工業です。

重いものを素材として使用していたり製品が一般的に重いものであれば「重工業」という分け方をされています。

ただし軽くて多くの人がいつも持ち運んでいるスマホも「重工業」など、それが所属するカテゴリーが一般的なイメージで重いものかどうかという分類であり、実際に重いものを作っているかどうかは考慮しません。


「重化学工業」とは?

「重化学工業」とは「重工業」と樹脂や薬品や石油など化学変化を利用したもの使ったり作る工業を合わせた分類です。

薬品のような化学物質を作ったり石油など化学変化によって生まれた物質を使う工業を化学工業と言い、「重工業」と化学工業を一纏めにして分類しているから「重化学工業」と言います。

日本では「重工業」と言えば乗り物や機械だけですが、海外では「重化学工業」こそが「重工業」と呼ばれているので、日本での分け方ではなく海外の分け方と同じ分け方として生まれたのが「重化学工業」という言葉です。


「重工業」と「重化学工業」の違い

「重工業」「重化学工業」の違いを、分かりやすく解説します。

機械や自動車など重いものを作ったり鉄鋼など重いものを使う工業が「重工業」で、それに加えて化学物質を作ったり化学変化によってできた物を使った工業が「重化学工業」です。

海外では「重化学工業」を日本で言う「重工業」と分類しているので、「重工業」は日本ならではの分け方で「重化学工業」は海外にならった分け方と言うこともできます。

まとめ

重いものを使って作る工業が「重工業」で、それと化学的なものを使って作る工業をあわせたのが「重化学工業」という分類です。

「重工業」と化学工業をなぜ一緒にするのか疑問に思うかもしれませんが、海外では「重化学工業」「重工業」と呼ばれているので、むしろなぜ日本は化学工業を別にしたのかと疑問に思われているかもしれません。

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