「短絡的」と「内省的」はそれぞれどんな意味があり何が違うのでしょうか。
この記事では、「短絡的」と「内省的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「短絡的」とは?
「短絡的」とは、「物事について深く考えず簡単に結論付けるさま」を意味する言葉です。
深く考えず表面だけを見てすぐに決めつけてしまう行為を指します。
「短絡的」の「絡」は「結びつける」「つなぎ合わせる」など離れているものをつなぐことを意味します。
本来なら複雑な事情でつながるはずの物事を単純な理由や原因で結びつけてしまうさまを表す言葉が「短絡的」です。
基本的には思慮の浅さや考えの足りなさに対してネガティブな意味で使われる言葉です。
「内省的」とは?
「内省的」とは、「出来事に対し自分自身の考えや行為を振り返り考えるさま」を指す言葉です。
簡単に言えば自分自身の行動に対して反省が見られる様子を表します。
自分の行動に問題はなかったか、もっといいやり方があったのではないかなど自分自身の心を意識的に見つめ直し次に役立てるきっかけにできる人に対して用いられる表現です。
「短絡的」と「内省的」の違い
「短絡的」と「内省的」の違いを、分かりやすく解説します。
「短絡的」と「内省的」の違いは「自分自身との向き合い方」です。
自分の考えに対する疑いがなく簡単に結論づけ信じてしまうのが「短絡的」で、常に自分の言動を振り返り見つめ直すのが「内省的」という違いで区別されます。
「短絡的」は考えが単純で深みが足りないことを低く評価する言い方でなのに対し「内省的」は自分自身と向き合う真摯な態度を肯定的な評価する意味で使います。
「短絡的」の例文
・『連絡的な考えは避けるべきだ』
・『第一発見者を犯人だと決めつけるのはあまりにも短絡的だ』
「内省的」の例文
・『内省的な態度が評価される』
・『もう少し内省的だとミスが減るだろう』
まとめ
「短絡的」と「内省的」はどちらも人の性格や心を表す言葉ですが意味は大きく異なります。
どのような態度を表すのかをきちんと理解して使いましょう。