この記事では、「鷹揚」と「寛容」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鷹揚」とは?
「鷹揚」は「おうよう」と読みます。
意味は、「小さなことにこだわらず、気持ちがゆったりとしている様子」です。
イライラする様子がなく、おっとりと上品な振る舞いをする様子を表します。
「鷹揚」の言葉の使い方
「鷹揚」は名詞・形容動詞として「鷹揚だ・である」「鷹揚な態度」などと使われます。
「鷹」は「鳥のタカ」という意味、「揚」は「あ(げる)」とも読み「高く上がる」という意味、「鷹揚」で、「タカが悠然と空高く飛ぶこと」から転じて、「ゆったりとして細かいことを気にしない性質」という意味で使われる様になりました。
下で紹介する「寛容」の類語として使われますが、「鷹揚」は「おっとりとしている」というニュアンスが強くなります。
「寛容」とは?
「寛容」は「かんよう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「心が広く、他人の言動を受け入れること」という意味です。
2つ目は「他人の誤りや欠点などを厳しく責めずに、許す気持ちがあること」という意味です。
「寛容」の言葉の使い方
「寛容」は名詞・形容動詞として「寛容だ・である」「寛容な対応」などと使われます。
「寛」は「気持ちにゆとりがある」「心が広い」という意味、「容」は「中に入れる」「受け入れる」「聞き入れる」「ゆるす」という意味、「寛容」で「気持ちにゆとりがあり、人の言動を受け入れたり、ゆるすこと」になります。
基本的に、心が広いだけではなく、人を許す気持ちがある人に使われます。
「鷹揚」と「寛容」の違い
「鷹揚」は「ゆったりとして細かいことを気にしない性質」です。
「寛容」は「気持ちにゆとりがあり、人の言動を受け入れたり、ゆるすこと」です。
まとめ
今回は「鷹揚」と「寛容」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。