この記事では、「精白米」と「白米」の違いについて紹介します。
精白米とは?
精白米とは、玄米を精米して白くしたお米のことをいいます。
精米は玄米から糠と胚芽を取り除くことで、胚乳という部分だけにするものです。
なぜ精米をするのかというと、その方が美味しくなるからです。
ただし、精白米よりも玄米の方がビタミンやミネラル、食物繊維などは多く含まれています。
糠や胚芽を残した一分つき米・三分つき米・七分つき米・胚芽米などもあり、糠と玄米を全て取り除いたものが精白米です。
また、精白米には、肌糠と呼ばれるものが付いています。
肌糠は精米の際に剥離した糠が再び付着したもので、お米を研ぐことで肌糠を落とします。
肌糠も取り除かれているのが無洗米になります。
白米とは?
白米とは玄米を精米して白くしたお米で、精白米のことをいいます。
日本では主食として古くから食べられてきました。
ただし、昔は白米は貴族など上流階級の食べ物で、庶民は玄米や雑穀が主食です。
玄米や雑穀に豊富なビタミンやミネラルが白米には足りないので、上流階級にはビタミン不足で起こる脚気という病気になった人が多くいました。
また、お米というと白米をイメージする人が多いですが、古代米と呼ばれる色が付いたお米もあります。
黒米や赤米、緑米などで、最近では田んぼアートに使われることで話題となりました。
黒米にはアントシアニン系の色素が含まれていて、赤米にはタンニン系の色素、緑米にはクロロフィル系の色素が含まれています。
色が付いているお米は、白くないので白米とはいいません。
精白米と白米の違い
玄米を精米したお米が精白米で、白米ともいいます。
精白米と白米は同じものなので、違いはありません。
無洗米も精米した精白米を加工したものなので、精白米でもあり白米でもあります。
色がついていてる古代米は、精白米とも白米ともいいません。
まとめ
精白米と白米は同じものです。