この記事では、「声質」と「音程」の違いを分かりやすく説明していきます。
「声質」とは?
「声質」とは声の持っている性質です。
同じ人種であっても声は人によって千差万別で一人ひとり声の特徴が異なります。
単純に声が高い低いと言う違いもありますがガラガラと喉が枯れているような声の人もいれば、声にノイズが少なく透き通っていて聞きやすい声の人もいるでしょう。
こういった人によって違う声の特徴を指す言葉が「声質」です。
本来の音の高さよりも高く聞こえる「声質」や低く聞こえる「声質」もあります。
「音程」とは?
「音程」とはある音と音の間にある高さの隔たりです。
また音の高さそのものを指して使われることも多いでしょう。
音というものは本質的に波であり周波数が高ければ「音程」も高く逆に周波数が低ければ「音程」も低いです。
声に関しても同じで発声する時に喉や口などの動かし方で周波数を変えることで違った「音程」の声を出しています。
ドレミなどの音階はこの周波数の違いを段階的に決めたものであり、「音程」における一種の基準と言えるでしょう。
「声質」と「音程」の違い
「声質」と「音程」の違いを、分かりやすく解説します。
それぞれの声が持っている性質が「声質」で、それぞれの音がどれくらいの高さかを示す言葉が「音程」です。
「声質」は声の特徴ですが「音程」は音の特徴ではなく音の周波数によって決まります。
言葉としては「声質」は文字通り生き物の声にしか使われませんが、「音程」は生き物の声に使われることもあれば楽器など無機物が出す音にも使われる言葉です。
まとめ
声が持っている聞こえ方の性質が「声質」で声の周波数で決まる高さが「音程」になります。
「声質」次第では余計に高く聞こえることも低く聞こえることもありますが、実際の「音程」は周波数によって決まるものなので、低く聞こえるのに実際の「音程」はそれほど低くないというのは「声質」による聞こえ方の違いが原因です。
