坂本龍馬でお馴染みの土佐の言葉、その意味とは?
この記事では、「よさこい」と「よっちょれ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「よさこい」とは?
現在の高知県では単純に「よさこい節」や「よさこい祭り」、またそれに関するイベントなどを指すのが一般的だと言ってよく、元となった古語の「よさこい」の意味合いとして使われる事はまずありません。
言葉としての大元は「夜さり来い」が変化したものです。
これは「今晩来なさい、今晩おいでなさい」を意味しています。
「よっちょれ」とは?
よさこい祭りを実際に見学した事のある方は聞いた事のあるフレーズだと思いますが、足を運んだ事のない方には全く意味不明の言葉だと言っていいでしょう。
勿論土佐弁であり「そこをどけ、横に寄っとけ!」の意味合いを持ちます。
「よさこい鳴子踊り」の掛け声を指すのが一般的。
しかし1992年に北海道札幌で生まれた『YOSAKOIソーラン祭り』から派生した曲目としての認知度も高くなっているのが事実です。
「よさこい」と「よっちょれ」の違い
「よさこい」と「よっちょれ」の違いを、分かりやすく解説します。
現在の高知県では「よさこい」は端的によさこい節とよさこい祭り、それに関係する諸々を指します。
1700年代の古語としての「夜さり来い」「夜に来なさい」という土佐弁での意味ではほぼ使われません。
「よっちょれ」はよさこい鳴子踊りのかけ声のフレーズ。
土佐弁で「そこをどけ、端によっとけ」の意味合いを持ちます。
しかし1992年に北海道札幌で始まった『YOSAKOIソーラン祭り』から派生した曲目「よっちょれ(さぁさみんなでどっこいしょ)」が浸透。
現在では小中学校の運動会や体育祭でもダンス曲として使われているため、「よっちょれ」=北海道弁として間違った認識をされている方も少なからずいるのが事実です。
まとめ
「よさこい」も「よっちょれ」も土佐弁であるのは間違いありません。
現在では単純に前者はよさこい祭りとよさこい節、それに関係する諸々の行事などを指すのが一般的でしょう。
後者はよさこい鳴子踊りのかけ声として有名。
しかし近年では政令指定都市札幌の夏の恒例イベントである『YOSAKOIソーラン祭り』の曲目の1つとして浸透。
特に北海道では小中学校の運動会や体育祭の演舞曲目「よっちょれ」として採用しているところも多く見られます。
このため若い世代、特に曲目がCD化2000年以降に生まれた人や元祖よさこい祭りを知らない観光客の間などでは「よっちょれ」=北海道弁として間違った認識をする人も少なからずいると言っていいでしょう。