「共感した」と「同調」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「共感した」と「同調」の違いとは?違い

この記事では、「共感した」「同調」の違いを分かりやすく説明していきます。

「共感した」とは?

「共感した」とは、「他人の考えや思いなどに賛同した」さまや「相手と同じような感覚をもった」様子などを示す言葉です。

文字が示すとおり「他人と共に感じる」などというニュアンスで使われている言葉で、「意気投合」あるいは「しっくりくる」などという語句と同じような意味をもっている表現として用いられています。


「同調」とは?

「同調」とは、「他方と調子をあわせる」さまや「意見や態度などを相手と一緒にする」様子などを示す言葉です。

「あることを行う際に他の人たちと足並みをそろえる」もしくは「共に取り組もうとする姿勢を見せる」などというニュアンスで使われており、「適合」ないし「順応」などという語句と似たような意味をもつ文言として扱われています。


「共感した」と「同調」の違い

「共感した」「同調」は、どちらも「相手の考えなどに従う」などという意味合いで使われている言葉です。

双方の語句がもつ意味は似てはいますが厳密には異なっており、「相手の考えや意見などに納得することができた」というニュアンスをもつ「共感した」に対して、「他の人の意見などについて納得した上で相手に合わせる」などというニュアンスを含む「同調」は、異なっている意味合いで用いられている表現であると言えるでしょう。

「共感した」の例文

・『御社の企業理念に共感したことが私の志望動機のひとつです』
・『同期入社した彼女の意見には共感したことがありません』

「同調」の例文

・『我々の計画に同調してくれる関連会社は何社ほどありますか』
・『会議の席で私の意見に同調してくれたのは先輩ひとりだけでした』

まとめ

「共感した」「同調」は、どちらも「相手の意見や考えなどに合わせる」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら上手に使い分けるようにしましょう。

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