「理非曲直」と「是非善悪」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「理非曲直」と「是非善悪」の違いとは?違い

この記事では、「理非曲直」「是非善悪」の違いを分かりやすく説明していきます。

「理非曲直」とは?

理非曲直は、りひきょくちょくと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、道理にかなっている事と外れている事といった意味を持っている理非の漢字に、曲がっている事と真っ直ぐな事という意味を有する曲直の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に理非曲直は、道理や道徳にかなっている事かかなっていない事といった意味を表すのです。

他にも、不正な事や正しい事といった意味の言葉として使われています。


「是非善悪」とは?

是非善悪は、ぜひぜんあくと読むべき言葉です。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、正しい事と正しくはない事といった意味の是非の漢字に、よい事とわるい事といった意味がある善悪の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。

以上の事から是非善悪は、正しい事や正しくはない事、善し悪しを示すのです。


「理非曲直」と「是非善悪」の違い

理非曲直と是非善悪の漢字表記を並べて比較してみると、理と曲直に、是と善悪という漢字の違いがある事に気付けます。

逆に言うと非の漢字は共通しており、表現する意味にも似ている部分はあります。

とはいえ意味のニュアンスには違いも見られ、理非曲直は、道理に合うか合わないかといった意味を表すのです。

もう一方の是非善悪は、物事に対して正しいか正しくないか、善いか悪いかといった意味を示します。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、指し示す意味合いには似ている所もあるのです。

ただし意味のニュアンスには幾分違いも見出せるので、それぞれの言葉の意味をきちんと把握する事が出来れば、使い分けでミスするのを回避出来ます。

ちなみに理非曲直は、道理にかなっているかかなっていないかという意味の言葉として使われているのです。

対する是非善悪は、正しいか正しくはないか、善し悪しという意味の言葉として用いられています。

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