この記事では、「かるかん粉」と「米粉」の違いについて紹介します。
かるかん粉とは?
かるかん粉とは米粉の一種で、かるかんやかるかん饅頭の材料になります。
かるかんは九州や沖縄地方で食べられている和菓子で、鹿児島の銘菓としても知られています。
かるかん粉と自然薯から作られる蒸したカステラのような和菓子です。
蒸すことで軽くなるため「かるかん(軽羹)」と呼ばれるようになりました。
最近では餡を包んだかるかん饅頭の方が、土産物としては人気です。
かるかん粉はうるち米を原料にしており、鹿児島を中心に複数のメーカーが生産しています。
一般的なスーパーマーケット等では販売されていません。
米粉とは?
米粉とは、米を細かく砕いて粉にしたものをいいます。
「こめこ」や「べいふん」「べいこ」など色々な呼び方があります。
米粉はうるち米やもち米から作られます。
もち米から作られる米粉は、団子やせんべい、饅頭、羊羹などの和菓子に用いられることが多いです。
うるち米から作られる米粉は、ビーフンやフォーといった麺類やせんべい、スナック菓子等に用いられます。
また、最近では米粉を使ったパンやパスタ、洋菓子などもあります。
日本では米が主食ですが食生活の多様化などもあり、米の消費量は減少傾向にあります。
パンやパスタなどの原料となる小麦は輸入に頼っているので、米粉を積極的に活用しようという動きもあり注目されています。
かるかん粉と米粉の違い
米粉には色々な種類があり、その中の1つがかるかん粉です。
かるかん粉と同様にうるち米から作られる米粉に上新粉がありますが、かるかん粉よりも上新粉の方が粒子は細かいです。
そのため代用すると、食感に違いが生まれます。
また、パン作り用の米粉の場合、グルテンを添加して販売されています。
製パン用の米粉をかるかん粉の代わりにすると、弾力のあるかるかんになります。
まとめ
かるかん粉は米粉の一種です。