この記事では、「クリルオイル」と「フィッシュオイル」の違いについて紹介します。
クリルオイルとは?
クリルオイルとは、南極オキアミから抽出される油のことをいいます。
オキアミはオキアミ目に属する甲殻類で、見た目はエビに似ています。
オキアミはプランクトンの一種で色々な種類がありますが、クリルオイルの原料になるのが南極オキアミです。
主に南極周辺の海に分布しています。
クリルオイルにはDHAやEPAといった栄養素が豊富に含まれており、健康や美容に良いとして注目されるようになりました。
クリルオイルのサプリメント等もあります。
クリルオイルには、アスタキサンチンや疲労回復効果のあるリン脂質等も豊富に含まれています。
フィッシュオイルとは?
フィッシュオイルとはその名の通り魚から得られる油ですが、イワシやサンマなどの青魚から抽出するものを指すことが多いです。
フィッシュオイルにはDHAやEPAといった栄養素が豊富に含まれています。
DHAやEPAは体内で生成することができないので、食事等で摂取する必要があります。
DHAとEPAには、中性脂肪の上昇を抑えて生活習慣病を予防したり血流を良くする効果があります。
また、認知症の予防にもなるとして注目されています。
クリルオイルとフィッシュオイルの違い
クリルオイルは南極オキアミから抽出されるオイルで、フィッシュオイルはサンマやイワシなど青魚から抽出されるオイルのことを指すことが多いです。
どちらにもDHAやEPAが豊富に含まれていますが、体内での吸収率が良いのはクリルオイルの方になります。
クリルオイルのDHAやEPAはリン脂質と結合しているタイプで、水に馴染みやすい性質があるからです。
フィッシュオイルの方は水と分離しやすく、吸収率はクリルオイル程高くはありません。
まとめ
南極オキアミから抽出されるのがクリルオイルで、青魚から抽出されるのがフィッシュオイルです。
