「伝わる」と「行き渡る」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「伝わる」と「行き渡る」の違いとは?違い

この記事では、「伝わる」「行き渡る」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「伝わる」とは?

伝えるべき情報がしっかり行き届いたことを「伝わる」【つたわる】といいます。

例えば、どうして蓋が割れて容器の中に従業員が落ちたか原因を説明したことがすべての人に伝わった状況を指すわけです。

主に、教える側から一方的に話を伝えた内容がしっかり理解され、通じ合うように情報や内容が行き届く様子を表します。

このように、いかに相手とうまく交流を図るための情報伝達になるのです。


「行き渡る」とは?

もれなくすべての人に書類が手渡された状況を「行き渡る」【ゆきわたる】といいます。

1人も貰っていない状態にならないよう牛乳を配ったり、文房具を渡すのです。

また、液体が容器の隅々にまで届き、しっかり埋め尽くされた状態も表せます。

このように、必ず物が届くようにする必要性がある場面で使われている言葉であり、決められた範囲内でしっかり届くようにはからうのです。


「伝わる」と「行き渡る」の違い

ここでは「伝わる」「行き渡る」の違いを、分かりやすく解説します。

自分側が相手と心が通じ合うように情報を行き渡らせることを「伝わる」といいます。

両方がうまく交流して納得し合う状況になるように使うのです。

もう一方の「行き渡る」はそこにいる人すべてに物を渡した状態を指します。

「食料が行き渡る」といえば、食べ物がそこに来た人に渡し終えたと確認したさまを伝える言葉です。

「伝わる」の例文

・『今日は5分遅れで演奏会が始まると会場の客に伝わる』
・『敵が近くにいると間違った情報が伝わり、兵士は取り乱した』

「行き渡る」の例文

・『生き物を殺生しない和尚の考えが村人に行き渡る』
・『支援団体から頂いた運動着が彼らに行き渡る』

まとめ

伝えるべきことをきちんと広まった状況を伝える言葉ですが、何をどう話すかに違いがあります。

どのようなときどう使うかに目を通し、使ってみましょう。

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