この記事では、「しないでください」と「やめてください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しないでください」とは?
ある動きや行為を行わないでください、という意味です。
「ない」には打消しの意があります。
「ください」は相手に何かを強く求める意を表します。
この言葉だけで使うことはなく、「期待しないでください」「心配しないでください」「真似をしないでください」などの使い方をします。
その行為を強く禁止したいときに使うことが多くあります。
また、「そうする必要はない」という意味でも使うことができます。
「やめてください」とは?
動作や行為をとめてください、予定していたものをなかったものにしてください、という意味です。
「やめ」は「やめる」のことで、続いていた動作・状態・行為をとめる、予定していたことをしないことにする、という意味があります。
嫌な行為を受けたときには、この言葉だけで使うことがあります。
その行為を強く拒否する意味で使います。
この前に他の言葉をつけて使うこともあります。
「迷惑行為は〜」「大声で話すのは〜」「じっと見つめるのは〜」のような使い方をします。
「しないでください」と「やめてください」の違い
「しないでください」と「やめてください」の違いを、分かりやすく解説します。
ある動作や行為を行わないでください、という意味は同じです。
使い方に違いがあり、前者はこれだけで使うことは少なく、後者はこれだけを伝えることがあります。
たとえば、言われたくないあだ名で呼ぶ人がいるとします。
そういった場面では「それをやらないで」という意味で後者を伝えます。
「心配しないでください」とはいいますが、「心配をやめてください」とはあまりいいません。
前者は「それをやらなくてもよいですよ」という意味でも使いますが、後者はこういった使い方はしません。
まとめ
この2つは、使い方や使う状況に違いがあります。