この記事では、「和気藹々」と「親密」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「和気藹々」とは?
集まった人がなごやかな雰囲気で話し、とても仲が良い状態を「和気藹々」【わきあいあい】といいます。
その様はとても明るく、笑顔が溢れている状況です。
元々は中国の李?が記した春賊に書かれている「和気洋洋」といった言葉から、いかに争いもなく、穏やかで打ちとける様子であるかを表す言葉になります。
また、藹藹には多くの人が集まり、心の和らぎ、はなやぐ様子を表す言葉です。
「親密」とは?
かなり親しい関係で仲が良い人との関係を「親密」【しんみつ】といいます。
心が強く通じ合い、何でも話せる関係性である人を指すのです。
その様はとても密接している様子は強い信頼関係で繋がり、問題が起きても簡単には別れない間柄に見えます。
使い方としては、「親密な間柄」といえば友人を通り越して親友以上の関係性といった意味になるわけです。
「和気藹々」と「親密」の違い
「和気藹々」と「親密」の違いを、分かりやすく解説します。
和やかな雰囲気で多くの人が集まっては会話したり、運動して楽しく過ごす様子を表す言葉を「和気藹々」といいます。
「和気藹々と若者が遊んでいる」と誰が何して和やかに遊んでいるか表す言葉です。
もう一方の「親密」は家族よりも深い関係性を持って関わり、交際する人を指します。
「親密関係」といった使い方では、いかに関係性を持って生活する間柄であるか示す言葉になるのです。
「和気藹々」の例文
・『爽やかな草原が広がる中、家族が和気藹々と会話を楽しんでいた』
・『家族が和気藹々とする中、兄は一人だけ暗い顔して孤立する』
「親密」の例文
・『男同士であるがゆえに、女性よりも親密な関係になれる』
・『お世話になっている取引先とは長年親密関係を続けている』
まとめ
普通に付き合う人とは違って深く関係性を繋げたり、良い雰囲気になれる間柄に焦点を当てた言葉を2つ取り上げました。
どういった相手に使うかに注目して、使い分けてみましょう。