この記事では、「カサブランカ」と「オリエンタルユリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カサブランカ」とは?
カサブランカとは純白で大輪の花をつけるユリの品種で、ユリの女王と呼ばれることもあります。
日本に自生しているヤマユリやカノコユリが原種で、1970年代にオランダで誕生しました。
大きくで華やかな花は世界的にブームとなり、結婚式のブーケなどにも用いられます。
香りも強く、花束や鉢植え等でも人気があります。
カサブランカの名前の由来は、モロッコにある都市のカサブランカに由来するともいわれています。
「オリエンタルユリ」とは?
オリエンタルユリとは、日本の固有種であるヤマユリやカノコユリ、サクユリ、スカシユリ等を交配して誕生させた品種群のことをいいます。
オリエンタルリリーやオリエンタルハイブリッドと呼ぶこともあります。
1つの品種を指しているわけではありません。
ユリは元々昔から世界で親しまれている花でしたが、日本の固有種が江戸時代にヨーロッパに伝わりました。
ドイツ人の医師として知られるシーボルトが、研究のために球根を持ち帰ったという記録もあります。
日本固有のユリは花が大きく、咲き方なども美しかったことからヨーロッパでも人気となりました。
そこで改良が行われ、沢山の品種が誕生したのです。
オリエンタルユリの代表的な品種にはカサブランカがあります。
「カサブランカ」と「オリエンタルユリ」の違い
オリエンタルユリには色々な品種があり、その中の1つがカサブランカです。
オリエンタルユリの中でも最も有名なのがカサブランカになります。
また、オリエンタルハイブリッドにはカサブランカ以外にも、マルコポーロやルレープ等の品種があります。
まとめ
オリエンタルユリは日本の固有種を改良して生まれた品種群のことをいい、その中の1つがカサブランカです。
カサブランカはオリエンタルユリの中でも最も代表的な品種になります。