この記事では、「鵜の目鷹の目」と「血眼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鵜の目鷹の目」とは?
「鵜の目鷹の目」は「うのめたかのめ」と読みます。
「鵜の目鷹の目」は、「鵜や鷹が獲物を求めるように、熱心に物を探し出そうとする様子や目つきのこと」という意味があります。
鵜や鷹のように、魚や小動物を襲い食べる鳥のように、熱心に獲物の代わりとなるような物を探し出そうとするときに使う言葉になります。
「血眼」とは?
「血眼」は「ちまなこ」と読みます。
「血眼」は、「逆上して、目を真っ赤にしていること」という意味があります。
また、「血眼」には「他のすべてを忘れて、1つのことに熱中すること」という意味があります。
一般的には後者の意味で使われることが多い言葉になります。
「鵜の目鷹の目」と「血眼」の違い
「鵜の目鷹の目」と「血眼」の違いを、分かりやすく解説します。
「鵜の目鷹の目」は、「熱心に物を探し出そうとする様子や目つきのこと」という意味があります。
一方の「血眼」には「他のすべてを忘れて、1つのことに熱中すること」という意味があります。
どちらも熱心に何かをしている様子を表現する言葉で、目が言葉に入っているという共通点があります。
しかし「鵜の目鷹の目」が「獲物を狙う様子」を暗示しているのに対して、「血眼」には「1つのことに熱中する様子」を意味するという違いがあります。
「鵜の目鷹の目」の例文
・『コンパで鵜の目鷹の目をして、異性に嫌われる』
・『オークションの参加者は、みな鵜の目鷹の目をしている』
「血眼」の例文
・『血眼になり、探し物をする』
・『目当ての商品を血眼になり探す』
まとめ
「鵜の目鷹の目」と「血眼」の違いについて見てきました。
2つの言葉は、何かを熱心にするという共通の意味があり、「目」という漢字が入っている似た言葉のため、混同しやすいのではないでしょうか。
しかし、2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
きちんと使い分けて、混同しないようにしましょう。