この記事では、「入りません」と「要りません」の違いを分かりやすく説明していきます。
「入りません」とは?
「入りません」は、以下の2つの読みかたがあり、それぞれ意味が違います。
「いりません」と読む場合、「ある状態から変化していかないこと」という意味です。
「はいりません」と読む場合、「ある区切られた空間の外から中へ移動しないこと」「一定の範囲・容量の中に収まらないこと」「ある組織や制度に自ら加わらないこと」「自分のものにならないこと」「気持ちや力などがこもらないこと」などの意味です。
「入りません」の言葉の使い方
「入りません」は、「いりません」と読む場合は「気に入りません」、「はいりません」と読む場合は「ズボンが入りません」「お金が入りません」「気合いが入りません」などと使われます。
「入り」は動詞「いる・はいる」の未然形、「ません」は丁寧語の助動詞「ます」の否定形、「入りません」で「いらない・はいらない」の敬語表現になります。
基本的に、「いりません・はいりません」どちらも、「ある範囲に収まらないこと」という意味が共通しています。
「要りません」とは?
「要りません」は「いりません」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「活動する上で、必要とするものがないこと」という意味です。
2つ目は「それが自分にとって不要であること」という意味です。
「要りません」の言葉の使い方
「要りません」は動詞として「お金は要りません」「同情は要りません」などと使われます。
「要り」は動詞「要る」の未然形、「ません」は丁寧語の助動詞「ます」の否定形、「要りません」で「要らない」の敬語表現になります。
「要る」の語源は上で紹介した「入る」ですが、こちらは「必要とする」「入用である」というニュアンスで使われます。
「入りません」と「要りません」の違い
「入りません」は「ある範囲に収まらないこと」という意味です。
「要りません」は「必要とするものがないこと」「不要であること」という意味です。
まとめ
今回は「入りません」と「要りません」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。