この記事では、「カモフラ柄」と「迷彩柄」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カモフラ柄」とは?
「カモフラ柄」とは、「カモフラージュ柄」の略語であり、後述する「迷彩柄」と同義語です。
「カモフラージュ」とは、「迷彩」や「偽装」、「ごまかし」、「みせかけ」を意味する英単語“camoulage”のことです。
「迷彩柄(めいさいがら)」とは?
「迷彩柄」とは、「軍事用に開発された迷彩塗装や迷彩服の模様を象った柄」のことです。
「迷彩」とは、「周囲の景色に紛れるような装い」のことであり、敵の目を欺く効果を持っています。
「迷彩」で最もメジャーとも言える緑系+茶色+黒系の組み合わせの柄は森林地帯などの背景に溶け込むための色合いなのです。
その他にも雪原地帯では白系と灰色系の組み合わせによる「迷彩」など、活動する場所の土地的条件や気象条件に合わせた色が採用されます。
近代戦闘における「迷彩」は1848年の「ペシャワールの戦い」にて、イギリス軍が現地の色彩を模したカーキ色の軍服を着用したのが始まりとされています。
その後、第一次世界大戦時のフランス軍は画家が考案した複雑な「迷彩模様」を採用し、以後も「迷彩模様」を考案するに際し、画家やデザイナーが起用されたと言われています。
そして、効果や重要性が認められた「迷彩」は、各国の軍において一般的に採用されるようになったのです。
「カモフラ柄」と「迷彩柄」の違い
「カモフラ柄」と「迷彩柄」はいずれも、元々は軍事利用されていたカモフラージュ用の迷彩模様を象った柄のことを意味します。
したがって、2語は同義語の関係に当たると言えます。
まとめ
・「カモフラ柄」と「迷彩柄」は共に「軍事用に開発された迷彩塗装や迷彩服の模様を象った柄」を意味する同義語です。
・「カモフラ柄」は「カモフラージュ柄」の略語であり、「カモフラージュ」とは「迷彩」や「偽装」、「ごまかし」、「みせかけ」を意味する英単語“camoulage”のことです。