この記事では、「一日中」と「ひねもす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一日中」とは?
「一日中」は一日全体を指して用いられる言葉です。
「一日中」の使い方
「一日中」は名詞として使われています。
「ひねもす」とは?
「ひねもす」は「朝から夕まで」という意味を表し、漢字では「終日」と表記されます。
その他に「ひねむす」や「ひめもす」、「ひめむす」とも表現されます。
奈良時代や平安時代から使われていた表現ですが、中世から近世にかけては「ひめもす」が一般的となり、中世あたりで「ひめもそ」や「ひめむす」、「ひねむす」なども使用されるようになります。
近世以降は再び「ひねもす」へ戻っていったようです。
「ひねもす」の使い方
「ひねもす」は名詞として使われています。
「一日中」と「ひねもす」の違い
結論から述べると、「一日中」と「ひねもす」はどちらも「丸一日」や「朝から晩まで」というニュアンスを表します。
したがって、二語は類義語の関係に当たると言えるでしょう。
「一日中」と「ひねもす」の類義語
「一日中」や「ひねもす」と同じような意味を表す類義語には「いつも」や「いつでも」、「四六時中」、「昼も夜も」などがあります。
「一日中」と「ひねもす」の英語での言い換え
「一日中」や「ひねもす」は英語だと“all day long”や“throughout the day”などへ訳されます。
「一日中」の例文
・『休みの日に一日中、ダラダラ過ごすのも悪くはない』
・『一日中身体を動かしていたため、今日は疲れた』
「ひねもす」の例文
・『ひねもす映画を見て過ごした』
・『毎日ひねもす机に向かって勉強してたおかげで、彼の成績はとても良かった』
まとめ
「一日中」と「ひねもす」はどちらも「丸一日」や「朝から晩まで」というニュアンスを表します。
したがって、二語は類義語の関係に当たるということでした。