「天邪鬼」と「へそ曲がり」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「天邪鬼」と「へそ曲がり」の違いとは?違い

この記事では、「天邪鬼」「へそ曲がり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「天邪鬼」とは?

もともとは民話に出てくる悪い鬼のことで、人の心を読んで逆のことをする性質がありました。

そのため、転じて、わざと人に逆らう言動や、人の言動を反対の意味で捉える人のことを指すようになりました。

例えば、誘うと来ないし、誘わないと怒る人や、褒めた言葉を嫌味と取る人などが「天邪鬼」と言えます。


「へそ曲がり」とは?

本来人の身体の真ん中にあるはずのへその曲がっている様子に例えて、心がひねくれていて素直でないことや、そういった性格の人のことを言います。

例えば、人の言うことを聞かない人や、文句をつけてばかりいる人などが「へそ曲がり」と言えます。


「天邪鬼」と「へそ曲がり」の違い

「天邪鬼」「へそ曲がり」の違いを、分かりやすく解説します。

「天邪鬼」「へそ曲がり」の違いは、前者は人に逆らうことを楽しむかのようにする人で、後者は人に嫌われることを気にしない人というニュアンスがあります。

また、前者は相手の言うことが正しいと分かっていても逆のことをする人で、後者は自分の考え方が正しいと思い込んでいる人という違いもあります。

したがって、「天邪鬼」「ひねくれ者」「反抗的な人」と言い換えることが可能ですが、「へそ曲がり」「頑固な人」「気難しい人」と言い換えることが可能です。

「天邪鬼」の例文

・『あの子は天邪鬼なので、お菓子をあげるときは「食べないでね」と言っておくと喜ぶ』
・『彼は天邪鬼で、誰かが褒めると逆に不機嫌になる』

「へそ曲がり」の例文

・『あの人はへそ曲がりなので、褒められると逆に気分を害する』
・『彼女はへそ曲がりなので、アドバイスを聞こうとはしない』

まとめ

「天邪鬼」「へそ曲がり」は、どちらも人と反対のことをする性格を表していますが、「天邪鬼」はわざとそうすることが多く、「へそ曲がり」は素直になれないことが多いという違いがあります。

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