この記事では、「叱る」と「指導」の違いを分かりやすく説明していきます。
「叱る」とは?
「叱る」は「しかる」と読みます。
意味は「目上の者が、目下の者の言動について良くない点を指摘して、強くとがめること」です。
「叱る」の言葉の使い方
「叱る」は動詞として「叱る・叱った」「叱られる・叱られた」と使われたり、名詞として「お叱りを受ける」などと使われます。
「叱」という漢字は、「口」+「縦横に切りつけた象形」で成り立っています。
「口で切りかかること」から転じて「責める」「強くとがめる」という意味で使われる様になりました。
基本的に、上の者が、一方的に下の者を責める時に使われる言葉です。
「指導」とは?
「指導」は「しどう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「上の者が、下の者をある目的・方向に教え向かわせること」という意味です。
2つ目は「柔道用語で、選手の違反行為に対する宣告のこと」という意味です。
「指導」の言葉の使い方
「指導」は名詞として「指導する・した」「指導される・された」「指導を受ける」などと使われます。
「指」は「ゆび」とも読み「手足のゆび」から転じて「さししめす」という意味、「導」は「みちび(く)」とも読み「ある方に引っぱっていく」という意味、「指導」で「上の者が、下の者にさししめしてある方向に引っ張っていくこと」になります。
「叱る」と「指導」の違い
「叱る」は「上の者が、下の者の言動について良くない点を指摘して、強くと責めること」です。
「指導」は「上の者が、下の者にさししめしてある方向に引っ張っていくこと」です。
「叱る」の例文
「叱る」の例文は以下の通りです。
・『親が子供を叱る』
・『教師が遅刻した生徒を叱る』
「指導」の例文
「指導」の例文は以下の通りです。
・『会社が労働基準監督署から指導を受ける』
・『映画監督から演技の指導を受ける』
まとめ
今回は「叱る」と「指導」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。