「逆らう」と「盾突く」の違いとは?分かりやすく解釈

「逆らう」と「盾突く」の違いとは?違い

「逆らう」「盾突く」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「逆らう」「盾突く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「逆らう」とは?

「逆らう」には、自然に対する意味と人間に対する意味があります。

自然に対する意味の場合、ものごとの自然の勢いに従わず、その逆の方向に進もうとすることを意味します。

そして、人気の場合は、目上の人の意見などに従わず反抗することを意味します。

言い換えれば、「反発する」「歯向かう」「従わない」などと同じです。

また、「逆らう」の対義語は「従う」です。


「逆らう」の使い方

「逆らう」は、「親に逆らう」「運命に逆らう」「世の中に逆らう」「水の流れに逆らう」などといった形で用います。


「盾突く」とは?

「盾突く」は、目上の人に対し逆らうことを意味します。

従うことなく文句を言う行為や反抗する様子が「盾突く」です。

言い換えれば、「歯向かう」「反抗」「逆らう」「言い返す」などと同じです。

「盾突く」の使い方

「盾突く」は、「親に盾突く」「上司に盾突く」などといった形で用います。

「逆らう」と「盾突く」の違い

人間に対して用いる場合、「逆らう」「盾突く」も同じような意味として用いることが可能です。

そのうえで、「逆らう」においては、人間だけでなく、ものごとの自然の勢いに従わず、その逆の方向に進もうとすることを意味し、その点に違いがあります。

「逆らう」の例文

・『川の流れに逆らって泳ぐことは、そう簡単なことではありません』
・『反抗期だった私は、親の言うことに逆らってばかりいました』
・『親の意向に逆らい進路を決めてしまいました』
・『命令に逆らってでも、やり遂げなければならない』

「盾突く」の例文

・『先輩に盾突いてはいけません』
・『上司に盾突いた結果、左遷されてしまった』
・『親に盾突き家を飛び出した』
・『嫁に盾突いたため彼女は家出した』

まとめ

以上のように、人間に対し用いる場合は同じような意味を持つ言葉ですが、自然に対し用いることができるのは「逆らう」だけといった違いがあります。

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