「衝撃」と「ショック」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「衝撃」と「ショック」の違いとは?違い

この記事では、「衝撃」「ショック」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「衝撃」とは?

物に激しくぶつかるときに強い刺激を受けることを「衝撃」【しょうげき】といいます。

電柱に車がぶつかったり、窓に植木鉢が風で勢いよくぶつかるときの刺激と激しい音が起きた状況を表すのです。

このようなところから、酷く動揺してしまう事が身の上に起きたとき、「衝撃的な出来事が起きた」といかに自分が驚いた気持ちを伝えます。


「ショック」とは?

言葉が出なくなるほどびっくりすることを「ショック」といいます。

例えば、弟が階段から落ちて頭を打って話せなくなったり、家に帰れば犬が死んでいたと知り、立っていられないほど脱力感に包まれる状態を指すのです。

医学的にはあまりにも驚愕する場面に出くわしたとき心臓の機能が低下し、うまく血液が運ばれなくなって脱力したり、錯乱状態に陥る症状を意味します。

なかには心臓が止まるほどの衝撃を受けて、「ショック死」するのです。


「衝撃」と「ショック」の違い

ここでは「衝撃」「ショック」の違いを、分かりやすく解説します。

踏み切りで立ち往生している車に電車が勢いよくぶつかったときの物理的な出来事を「衝撃」といいます。

他にも人気絶頂の歌手がいきなり引退すると伝えたとき、人々が酷く動揺する気持ちを伝えるわけです。

もう一方の「ショック」は、心理的に動揺する衝撃を受けたときの気持ちを表します。

自分がまったく予想していない出来事がいきなり起きたとき、酷く動揺して落ち着かない人の気持ちを表す言葉です。

「衝撃」の例文

・『電車が崖から転げ落ち、乗客は痛みと衝撃で気絶した』
・『国が破綻して消滅すると知り、国民は強い衝撃を受けた』

「ショック」の例文

・『買ったばかりの自転車が盗まれてショックだった』
・『猫が轢かれてショックを受けた飼い主が気絶した』

まとめ

耐えられないほどの驚きを受けた人の様子を表す言葉であり、同じ意味を持つ言葉です。

ただ、物理的な「衝撃」か、心理的な「ショック」かで使い分ける必要性があると覚えておくといいでしょう。

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