この記事では、「桜花爛漫」と「千紫万紅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「桜花爛漫」とは?
桜花爛漫は、おうからんまんと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、さくらのはなという意味を持っている桜花の漢字に、花が美しく咲き乱れている様子とか、明るさや無邪気さが溢れ出ている様といった意味を有する爛漫の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から桜花爛漫は、桜の花が満開の状態で咲き乱れている様子を示すのです。
他にも、咲き乱れる桜の花の様に明るく華やかな人といった意味でも、用いられる言葉となっています。
「千紫万紅」とは?
千紫万紅は、せんしばんこうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、鮮やかな色という意味として紫と紅の漢字が使われ、そこに非常に数が多いという意味で千と万の漢字が組み合わさって、成立した言葉となっています。
故に千紫万紅は、色とりどり花が咲き乱れている様子を表すのです。
「桜花爛漫」と「千紫万紅」の違い
桜花爛漫と千紫万紅の漢字表記を並べて比較すると、使用されている漢字も読み方も全然違う言葉同士であると気付けます。
所がどちらも、花が咲き乱れる情景等を表現する言葉です。
そのため使い分けを意識すると、混同する恐れはないとは言えない言葉同士です。
表現する意味には似た部分があるとはいえ、桜花爛漫は、桜花の漢字通り、満開の桜の花が咲き乱れている様子を示します。
もう一方の千紫万紅は、様々な色合いの花が咲き乱れている様子を表すのです。
まとめ
2つの言葉は、使用している漢字も読み方も違っていますが、どちらも花が咲いている様子を指し示す言葉となっています。
なので表現する意味合いには似ている所もありますが、咲く花という点に相違点が見られるのです。
ちなみに桜花爛漫は、桜の花が満開となって咲き乱れる様子という意味で用いられる言葉となっています。
対する千紫万紅は、様々な色の花が咲き乱れている光景、といった意味の言葉として利用されているのです。