この記事では、「茶豆」と「黒豆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「茶豆」とは?
枝豆の一種です。
枝豆は、大豆を未熟な状態で収穫をしたものです。
一般的にスーパーなどに出回っているものは、実が緑色をしていますが、「茶豆」は薄皮がやや茶色っぽかったり、さやの産毛が茶色っぽかったりする特徴があります。
しかし、見た目に大きな違いはありません。
主な産地は山形県や宮城県などの東北地方です。
地域によって特産とされている品種があり、山形県鶴岡市の「だだちゃ豆」、新潟県の「黒埼茶豆」、宮城県の「気仙沼茶豆」などがあります。
多く出回る時期は夏から秋にかけてです。
冷凍のものも販売されています。
「黒豆」とは?
種皮の黒い大豆の一種です。
「黒大豆」ともいいます。
種皮が黒いのはアントシアニンという成分によるものです。
アントシアニンには、抗酸化作用があるとされています。
大豆にはさまざまな品種があり、「黒豆」にも多くの品種があります。
代表的なものは、兵庫県丹波市の「丹波豆」、京都府京丹波町の「和知黒」、長野県の「信濃黒」などです。
「黒豆」は、正月のお節料理にかかせない食材となっています。
「まめに暮らせる」と縁起がよい食材とされています。
食べ方は一般的な大豆と同じで、ゆでる、蒸すなどして食べられる他、納豆に加工をしたりもされています。
また、未熟な状態で収穫したものは枝豆として食べられています。
「茶豆」と「黒豆」の違い
「茶豆」と「黒豆」の違いを、分かりやすく解説します。
大豆の一種である点は同じですが、品種が異なります。
そして、見た目が異なります。
前者は薄皮やさやの産毛がやや茶色っぽい色をしています。
枝豆として食べることが一般的です。
後者は種皮が黒色をしています。
枝豆として食べる他、完熟したものをゆでたり蒸したり、納豆などに加工したりして食べます。
まとめ
見た目に大きな違いがあり、一方はやや茶色っぽく、もう一方は黒色をしています。