この記事では、「年商」と「売上」の違いを分かりやすく説明していきます。
「年商」とは?
「年商」は「ねんしょう」と読みます。
意味は「企業や商店などがビジネスにより、1年間に売り上げた金額の総計」です。
一年間でどれだけ商品を売り上げているかを表します。
「年商」の言葉の使い方
「年商」は名詞として「年商が高い・低い」「年商〇億円」などと使われます。
「年」は「十二か月を単位とする時間」という意味、「商」は「取り引きして利益を得ること」という意味、「年商」で「1年間取引して得る代価の総計」になります。
「売上」とは?
「売上」は「うりあげ」と読みます。
意味は「企業や商店などがビジネスにより、得た代金の総額」のことです。
商品やサービスを販売して得た金額のことで、その日1日だけの金額を表すこともあれば、1ヵ月単位、1年単位を表すこともあります。
「売上」の言葉の使い方
「売上」は名詞として「売上が増える・減る」「売上が伸びる」「売上高」などと使われます。
「売」は「品物を渡して代価を得る」「名誉や利益を得ようとする」という意味、「上」は「低い所から高い方へ動かす」「手元に得る」「ものごとを終わらせる」という意味、「売上」で「品物を渡して手元に得た代価」になります。
「年商」と「売上」の違い
「年商」は「1年間取引して得る代価の総計」です。
「売上」は「品物を渡して手元に得た代価」です。
「年商」の例文
「年商」の例文は以下の通りです。
・『3年で年商3億の企業に成長する』
・『多角経営の企業ほど年商が多くなる』
・『年商が少なくても優良企業だ』
「売上」の例文
「売上」の例文は以下の通りです。
・『連休は売上が伸びることを期待する』
・『四半期の売上高がボーナスに影響する』
・『今月の売上は先月より5%増加した』
まとめ
今回は「年商」と「売上」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。