この記事では、「書き留める」と「書き記す」の違いや意味を説明していきます。
「書き留める」とは?
人の話を素早くノートに書くことを「書き留める」【かきとめる】といいます。
例えば、政治家が発する言葉で重要な部分を紙に書いては提出するため書いておくのです。
また、政治家が放つ言葉を議事録に「書き留める」といって、長い期間に渡り内容を残して記録します。
他にも「発想を書き留める」といって、参考になるアイデアを学習するため重要点を書くわけです。
「書き記す」とは?
話す内容を文章にして、紙に文字にして残すことを「書き記す」【かきしるす】といいます。
後から読んでも理解ができるよう情報をうまく整理して書いておくのです。
時間を超えても消えないよう良い状態のまま保持して、読み手が解釈できる情報を書き残します。
元々はかきしるすべき言葉を文字にして、手帳に読みやすく書きつけるといった意味がある言葉です。
「書き留める」と「書き記す」の違い
「書き留める」と「書き記す」の違いを、分かりやすく解説します。
相手が話す内容から大事な部分に焦点を当てて紙に書くのが「書き留める」です。
また、心にあることを文字にして紙に書いては生きる参考にする場合もあります。
もう一方の「書き記す」は手帳やノート、紙といったものに分かりやすく人が話した内容を記す行為です。
一時的に控えておくために書き付けておく行為を指す言葉です。
どちらかといえば、「書き留める」の方が人の感情から発せられる言葉を書くところに焦点を当てています。
「書き留める」の例文
・『弟子は師匠が伝える要点を分かりやすく書き留める』
・『道徳の時間に教師が伝える言葉を1語1語ノートに書き留める』
「書き記す」の例文
・『いつ会議が行なわれるか予定を分かりやすく書き記す』
・『新規に提携する取引先の電話番号を紙に書き記す』
まとめ
「書」という漢字を使った言葉ですが、どのような話から何を紙に書けばいいか学んでおけば、うまく使い分けられるでしょう。