最近、多くの企業では、新製品の発売に合わせて関連するコミュニティーのインフルエンサーと呼ばれる人たちにそれを使ってもらって、その感想をSNSなどに「書いてもらう」と言うことを行うようになっています。
それでは、この「書いてもらう」とはどういう意味でしょうか。
また、「書いていただく」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「書いてもらう」と「書いていただく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「書いてもらう」とは?
「書いてもらう」とは、文字通り「文章などを誰かに頼んで書いてもらう」と言うことを表す言葉です。
意味としては使役と言って誰かにその動作をやらせると言うことなのですが、それは動詞の後ろにプレゼントしてもらうと言う意味の「もらう」をつけることで実現しています。
「書いていただく」とは?
「書いていただく」とは、前述の表現と同じように、「文章などを誰かに頼んで書いてもらう」あるいは「文章を書かせる」と言う使役の言い方になります。
「書いてもらう」と「書いていただく」の違い
「書いてもらう」と「書いていただく」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、文章などを書いてもらうと言う意味で使うという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、単純に「書いてもらう」の尊敬語が「書いていただく」と言うことになります。
そもそも、日本語には敬語として使う時に形が変わる単語があり、この「もらう」もその一つです。
もともとは何かを「もらう」と言う意味なのですが、動詞の後ろにつけてその動作をしてもらうと言うことを表すようになります。
そして、「もらう」は相手の動作なので尊敬語の「いただく」になります。
これは「お土産をもらった」が「お土産をいただいた」になるのと同じです。
「書いてもらう」の例文
・『新製品の紹介文を書いてもらいました』
・『書いてもらったことが大きな反響を呼んでいます』
「書いていただく」の例文
・『新製品の紹介文を大学の先生に書いていただきました』
・『書いていただいたことが大きな反響を呼んでおります』
まとめ
この記事では、「書いてもらう」と「書いていただく」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。