この記事では、「金銭出納帳」と「現金出納帳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「金銭出納帳」とは?
「金銭出納帳」は「きんせんすいとうちょう」と読みます。
意味は、「会計用語で帳簿のひとつのこと、日々行われる取引のうち、現金の入出金を記録したもののこと」という意味です。
現金の出し入れについて、「月日・出金先・内容・金額」などを一覧として記載します。
月末に現金の残高と帳簿残高が一致していなければなりません。
なお、「金銭出納帳」は下で紹介する「現金出納帳」と呼ばれることが多く、一般的にはあまり使われていません。
「金銭出納帳」の言葉の使い方
「金銭出納帳」は会計用語として使われます。
ただし、一般企業では下で紹介する「現金出納帳」と呼ばれることがほとんどです。
「金銭」は「貨幣、またはお金にかかわること」という意味で、会計用語として「現金」の方がふさわしいからです。
「現金出納帳」とは?
「現金出納帳」は「げんきんすいとうちょう」と読みます。
意味は、上記で紹介した「金銭出納帳」と同じ、一般会計では「現金出納帳」の方が良く使われます。
現在の一般企業では、全ての取引はデータとして入力され記帳されますが、小口現金などは細かい単位での出金が多く、データ上「諸口」としてまとめるために、きちんと出納帳に記録しておくことが大切です。
「現金出納帳」の言葉の使い方
「現金出納帳」は会計用語として使われます。
「現金+出納+帳」で成り立っている語で、「現金」は「その場で受け渡しをすることのできる金銭」という意味、「出納」は「金銭や物品を出し入れすること」という意味、「帳」は「記入用の冊子」という意味、「現金出納帳」で「その場でお金を受け渡したことを記録する冊子」になります。
「金銭出納帳」と「現金出納帳」の違い
「金銭出納帳」は「日々行われる取引のうち、現金の入出金を記録した帳簿のこと、現金出納帳と同じだが、あまり使われない」です。
「現金出納帳」は「金銭出納帳と同じ、一般的にこちらの方がよく使われる」です。
まとめ
今回は「金銭出納帳」と「現金出納帳」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。