この記事では、「経緯報告書」と「顛末書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「経緯報告書」とは?
「経緯報告書」は「けいいほうこくしょ」と読みます。
意味は、「ビジネスにおいて、ミスやトラブルが発生した際に、事のなりゆきや状況を伝えるために作成する文書」という意味です。
問題が発生した時に、なるべく早く上司や取引先に知らせる為に作成される、事のあらすじから現在に至るまでを記載した文書のことです。
「経緯報告書」の言葉の使い方
「経緯報告書」はビジネス用語として使われます。
「経緯+報告+書」で成り立っている語で、「経緯」は「ものごとの発端から現状まで」という意味、「報告」は「任務として経過や結果などを述べること」という意味、「書」は「事柄をかきつけたもの」という意味、「経緯報告書」で「任務として、ものごとの発端から現状までの事柄を書き付けたもの」になります。
基本的に、そのものごとが解決している・いないに関わらず作成されるものに使われます。
「顛末書」とは?
「顛末書」は「てんまつしょ」と読みます。
意味は、「ビジネスにおいて、ミスやトラブルが発生した時に、事の始まりから結果までを伝えるために作成する文書」という意味です。
の意味は以下の通りです。
問題が発生した時に、上司や取引先に結果を知らせるために作成される、最初から最後まで一部始終を記載した文書のことです。
「顛末書」の言葉の使い方
「顛末書」はビジネス用語として使われます。
「顛」は「てっぺん」「物の先端」という意味、「末」は「すえ」「終わり」という意味、「書」は「事柄をかきつけたもの」という意味、「顛末書」で「ものごとの始まりから終わりまでの事柄を書き付けたもの」になります。
基本的に、そのものごとの結果までが記載された文書に使われます。
「経緯報告書」と「顛末書」の違い
「経緯報告書」は「任務として、ものごとの発端から現状までの事柄を書き付けたもの」です。
「顛末書」は「ものごとの始まりから終わりまでの事柄を書き付けたもの」です。
まとめ
今回は「経緯報告書」と「顛末書」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。