「孤高」と「孤立」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「孤高」と「孤立」の違いとは?違い

この記事では、「孤高」「孤立」の違いを分かりやすく説明していきます。

「孤高」とは?

「孤高」の意味は、俗世間から離れて一人で自分の志を守ることです。

自分の考えや信念を貫き、たった一人で自分が決めた道を突き進むことを意味します。

このような人を「孤高の人」と呼び、この「孤高の人」いう呼び方は良い意味でも悪い意味でも用いられます。

良い意味で用いられる場合は、周りに流されることなく信念を持つ人といった意味になります。

一方、悪い意味で用いられる場合は、協調性がない人といった意味になります。

類語には「独立独歩」「独立独行」などがあり、「孤高に生きる」「孤高を持する」などといった形で使用します。


「孤立」とは?

「孤立」の意味は、一人や一つだけ他から離れつながりや助けのないこと、対立するものがないことを意味します。

災害などにより物理的に「孤立」する場合もあれば、人間関係などで「孤立」する場合もあります。

類語には「隔離」「絶縁」「分離」などがあり、「孤立する」「孤立無援」などといった形で使用します。


「孤高」と「孤立」の違い

「孤高」「孤立」の違いを、分かりやすく解説します。

「孤高」「孤立」は共に一人や一つを意味する言葉です。

そのうえで、「孤高」の場合は、俗世間から離れて一人で自分の志を守ることを意味し、「孤立」の場合は、一人や一つだけ他から離れつながりや助けのないこと、対立するものがないことを意味します。

「孤高」の場合、自分の意志でそのような状態になることを意味しますが、「孤立」の場合は自分の意志に関係なく起こることを意味します。

「孤高」の例文

・『私は自分自身を信じ孤高に生きると決めました』
・『周りに流されることのない孤高の人になることは私にはできない』

「孤立」の例文

・『唯一、村と町をつなぐ道路が通行止めになってしまい村は孤立状態となった』
・『彼女はクラスで徐々に孤立するようになった』

まとめ

「孤高」「孤立」には以上のような違いがあります。

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