この記事では、「食いしん坊」【くいしんぼう】と「食い意地が張ってる」【くいいじがはってる】の違いを分かりやすく説明していきます。
「食いしん坊」とは?意味
強く食べたいと思う気持ちが抑えきれず、目の前にあるものを食べてしまう卑しい人を「食いしん坊」【くいしんぼう】といいます。
三度の飯を食べたというのにまだ食べたがり、お菓子にまで手を出すといった人はまさに食い意地が強い人です。
太っている人だけでなく、痩せていても食べることに執着していれば「食いしん坊」といえます。
性別や年齢に関係なく、食べてもまだ物足りないと思う人を呼ぶときの言葉です。
「食い意地が張っている」とは?意味
意地の汚さを感じさせるほど食べたがる人を「食い意地が張っている」【くいいじがはっている】といいます。
食べることに貪欲で、人のものまで食べても当たり前な顔しているさまが意地を張っているように見えるのです。
主に、人の行動に焦点を当てた言い方であり、自分の食べ物は絶対に他人へ譲らないは、おかわりしてお腹いっぱい食べてしまう人を軽薄する気持ちを込めて使います。
「食いしん坊」と「食い意地が張っている」の違い
「食いしん坊」と「食い意地が張っている」の違いを、分かりやすく解説します。
「あなたは食いしん坊だ」といった言い方する言葉であり、人に焦点を当てて使います。
さっき食べたというのに、「まだ足りない」と食べてしまう人を笑うときや、馬鹿にする意味で使うわけです。
もう一方の「食い意地が張っている」は「食べたい」といった感情が強く出た状態の人に対して使います。
彼や親など特定の人を指して「○○は食い意地が張っている」と伝えるのです。
「食いしん坊」の例文
・『子供が食いしん坊なので、食費を稼ぐため働きに出た』
・『食いしん坊な彼女は、色恋よりも食い気が勝る』
「食い意地が張っている」の例文
・『食い意地が張っている兄は、妹のご飯まで食べてしまう』
・『人よりも食い意地が張っている弟は食べてばかりいる』
まとめ
かなり食べる人や、他人の分まで手を出してしまう者という意味がある言葉ですが、多少意味に違いがありますので、相手によって使い分けてみるといいでしょう。