「心待ち」と「期待」の違いとは?分かりやすく解釈

「心待ち」と「期待」の違いとは?違い

この記事では、「心待ち」【こころまち】と「期待」【きたい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「心待ち」とは?意味

自分が望むことを今かと待つ気持ちを「心待ち」【こころまち】といいます。

例えば、出前を頼んたとき、お腹が空いているので早く家に届くよう心の底から待っている状態を意味するわけです。

他にも、出張に出ていた親が空港に降り立つのを、子供がまだかと待つ気持ちという意味があります。

このように、自分が望むものが来ることに期待を膨らませて、胸を躍らせながら待つ状態を表す言葉です。


「期待」とは?意味

実現してほしいと思う気持ちを「期待」【きたい】といいます。

望みを持っていい結果になってほしいと強く思いつつ待ち受けるといった意味がある言葉です。

例えば、今年は豊作になるように願い、現実になるよう心から願ったり、給料が少しでも上がってほしいと強く思う気持ちを「期待する」といいます。

このように、当てにして待つ状態を意味する状況で使う言葉なのです。


「心待ち」と「期待」の違い

「心待ち」「期待」の違いを、分かりやすく解説します。

相手が早く来ることを願いつつ待つことを「心待ち」といい、自分がどれだけ真剣に待っているかを表します。

職場では、「心待ちにしております」という敬語を使い、取引先に対して失礼がないよう丁寧に気持ちを伝える言葉になるのです。

もう一方の「期待」は、自分がこのようになればいいと思うことが実現する気持ちになります。

例えば、子供が成長したら芸能人になってほしいと思うときや、上司に認められるようになりたいとの気持ちを指すのです。

「心待ち」の例文

・『面接の合格通知を心待ちにしていると郵便が届いた』
・『10年前に生き別れた弟からの連絡を心待ちにしている』

「期待」の例文

・『親の期待を裏切る息子には早く出て行ってもらいたい』
・『大手企業に勤めてほしいと期待する親の気持ちを受け入れた』

まとめ

どちらも自分が持つ希望に見合う結果になるよう祈る気持ちを持つといった意味合いがありますが、使い方と状況が異なるので、自分なりに使い分けてみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典