この記事では、「故意的」と「恣意的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「故意的」とは?
「故意的」は「こいてき」と読みます。
意味は「ある目的でわざとする性質があること」です。
その結果に導こうとして、わざと他の事柄をそうする様に仕向けることを表します。
「故意的」の言葉の使い方
「故意的」は名詞・形容動詞として「故意的だ・である」「故意的にぶつける」などと使われます。
本来「的」は付かず「故意だ」「故意に」ですが、日常で習慣的に使われているので、必ずしも間違いとは言えません。
「故」は「ゆえ」とも読み「古い」「昔の」「ことさらに」「わざわざ」という意味、「意」は「心の中の思い」「気持ち」という意味、「的」は名詞に付き「そのような性質をもったもの」という意味の語、「故意的」で「心の中でそう思ってわざとする性質があること」になります。
「恣意的」とは?
「恣意的」は「しいてき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「気ままで自分の都合を押し通して振る舞う様子」という意味です。
2つ目は、「必然的とは言えない行動を取る様子」という意味です。
「恣意的」の言葉の使い方
「恣意的」は名詞・形容動詞として「恣意的だ・である」「恣意的な判断」などと使われます。
「恣」は「勝手気まま」「ほしいまま」という意味、「意」は「心の中の思い」「気持ち」という意味、「的」は名詞に付き「そのような性質をもったもの」という意味の語、「恣意的」で「心で思った通り勝手気ままに行動する性質があること」になります。
「故意的」と「恣意的」の違い
「故意的」は「心の中でそう思ってわざとする性質があること、本来『的』は付かない」です。
「恣意的」は「心で思った通り勝手気ままに行動する性質があること」です。
まとめ
今回は「故意的」と「恣意的」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。