この記事では、「広々」と「広大」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「広々」とは?
面積がとても広いことを「広々」【ひろびろ】といいます。
例えば、通常なら10畳ほどの座敷であるのに対し、その倍以上もあれば広いと感じて、「広々とした空間で開放感がある」といえるのです。
また、「広々とした牛舎で育つ牛」なら屋内が広いので自由に歩けてストレスが溜まりません。
このように、普通よりも広いと感じる部屋や土地、庭園、乗り物といったものに対して使われています。
「広大」とは?
かなり広くて開放感がある場所を「広大」【こうだい】といいます。
例えば、大型のトラクターで耕す必要があるほど広い面積の畑であれば「広大な農地」といかに広い土地で野菜を作るため作業に時間がかかるのです。
また、権力がある地主は「広大」な領土を所有するやり手であり、力もあると伝わります。
このように、計りきれないほどの広い土地や農場、領土であると伝えるのです。
「広々」と「広大」の違い
「広々」と「広大」の違いを、分かりやすく解説します。
倉庫や部屋といった建物から、屋外の畑や庭園といった広くていい気分で歩ける場所を「広々」といいます。
「広々とした車内」というように、天井も高く、ゆったり座れる乗り物であるか伝えられるのです。
もう一方の「広大」は車で移動しなければ容易に目的地へ行き着かないほど広い土地であるか分かります。
自分が所有する農場や領土が数え切れないほどの広さであると伝えるときよく使われている言葉です。
「広々」の例文
・『宿泊した旅館の部屋からは広々とした日本庭園が見渡せた』
・『広々とした館内には見応えがある絵画が多数展示されていた』
「広大」の例文
・『中国はどこまでも続く広大な森林が広がる大陸だ』
・『広大な領土を所有する貴族は地元住民に土地を貸す』
まとめ
「広」を使った言葉であり、いかに普通よりも広さがあるか伝えられます。
ただ、屋内や乗り物には「広々」を、領土や土地といったものなら「広大」を使ってみるといいでしょう。