この記事では、「無欲」【むよく】と「無頓着」【むとんちゃく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「無欲」とは?意味
まったく欲がないことを「無欲」【むよく】といいます。
性欲がない人は異性を抱きたい、付き合ってみたいと思わない人が多いのです。
物欲がない者は、服など着れればいいので、新しいものを買う必要はないと考えてお金を使いません。
このような人は、お金を貯めて新車が買いたい、ブランド物でお洒落がしたいとも思わないため面白みもなく、流行に疎いところがあります。
「無頓着」とは?意味
物事に執着することがない人を「無頓着」【むとんちゃく】といいます。
しつこくこだわりすぎて時間やお金をかけすぎるといったこともなく、頭をすばやく切り替えて、できることから解決するのです。
このような人は欲張りな行為で周囲を困らせることもなく、美しい心を持っていると思わせますが、なかにはどこか鈍感で情けないと感じさせてしまいます。
「無欲」と「無頓着」の違い
「無欲」と「無頓着」の違いを、分かりやすく解説します。
あれも欲しい、これもやってみたいと思わない人を「無欲」といいます。
最初から「やっても無駄だろう」と考えてしまい、積極的に実行する気持ちがないのです。
出世したいと思う気持ちになれず、ただ与えられた仕事をこなすだけの社員も「無欲」に見えてしまいます。
もう一方の「無頓着」は、物事を気にかけない人を指します。
問題が起きてもまったく気にしないところが周囲からすると責任感がなく、頼りないと思わせるところです。
「無欲」の例文
・『無欲な人は、家や車を買って人生を楽しむことがない』
・『異性と結婚したいと思わない無欲な若者が増えている』
「無頓着」の例文
・『顔がいい弟だが、無頓着なところが女性から嫌われる』
・『無頓着な人は付き合いやすいが、感情が感じられない』
まとめ
意味が似ている言葉を2つご紹介しましたが、意味に違いがありますので、どちらの方が相手に合うか行動や考え方を見て、使い分けてみるといいでしょう。