この記事では、「悪口」と「事実」の違いを分かりやすく説明していきます。
「悪口」とは?
「悪口」は「あっこう・わるくち・わるぐち」と読みます。
意味は、「他人を貶めるようなことを言うこと」です。
人の良くない点や気に入らない点など、非難する内容のことを他の人に伝えることを表します。
「悪口」の言葉の使い方
「悪口」は名詞として「悪口を言う・言った」と使われることが多くなります。
語源は仏教用語の「悪口(あっく)」で、十悪の一つであり「人をあしざまに言うこと」という意味です。
「悪」は「わるい」「正しくない」「みにくい」という意味、「口」は「物を食べたり、喋ったりする身体の器官」から転じて「言葉で話す」という意味、「悪口」で「人について良くないことを言葉で話すこと」なります。
「事実」とは?
「事実」は「じじつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「本当に起こった事柄や、本当にある事柄」という意味です。
2つ目は「哲学用語で、ある時、あるところに存在する出来事」という意味です。
「事実」の言葉の使い方
「事実」は名詞・形容動詞として「事実だ・である」「事実が分かる」などと使われたり、副詞として「事実~である」などと使われます。
「事」は「出来事」「事柄」という意味、「実」は「草や木のみ」から転じて「中身が詰まる」「そらごとでない」「本当の事」という意味、「事実」で「そらごとない、本当の出来事」になります。
「悪口」と「事実」の違い
「悪口」は「人について良くないことを言葉で話すこと」です。
「事実」は「そらごとない、本当の出来事」です。
「悪口」の例文
「悪口」の例文は以下の通りです。
・『給湯室で上司の悪口を言う』
・『飲み会で、そこにいない人の悪口で盛り上がる』
・『悪口ばかり言う人は嫌われる』
「事実」の例文
「事実」の例文は以下の通りです。
・『その戦争は歴史的事実として記録されている』
・『都合が悪い部分は事実を曲げて話す』
・『彼女が不倫しているのは事実だ』
まとめ
今回は「悪口」と「事実」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。