「コンチェルト」と「コンツェルト」の違いとは?分かりやすく解釈

「コンチェルト」と「コンツェルト」の違いとは?違い

この記事では、「コンチェルト」「コンツェルト」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コンチェルト」とは?

コンチェルトとは独奏楽器と管弦楽による器楽曲のことをいい、協奏曲とも呼ばれています。

イタリア語の「concerto」をそのまま日本語にした言葉になります。

コンチェルトは1700年代にイタリアで誕生した音楽で、元々は伴奏付きの声楽曲のことを指していました。

その後、楽器のみの演奏もコンチェルトと呼ぶようになり、急・緩・急という3楽章の構成が定着します。

モーツァルトの時代には、多数のヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲といったコンチェルトが生み出されました。


「コンツェルト」とは?

コンツェルトとはコンチェルトのことで、発音が違うだけです。

コンツェルトは協奏曲のことを表しています。

コンツェルトの語源はドイツ語の「konzert」になります。

「konzert」は協奏曲以外にもコンサートという意味があり、オーストリアのウィーンにはウィーン・コンツェルトハウスというコンサートホールがあります。


「コンチェルト」と「コンツェルト」の違い

コンチェルトもコンツェルトも協奏曲のことを指す言葉なので、違いはありません。

コンチェルトの元になっているのはイタリア語の「concerto」で、コンツェルトの元になっているのはドイツ語の「konzert」になります。

イタリアで誕生した「concerto」が、ドイツで「konzert」になったのです。

そのため同じものを指しています。

「concerto」の語源はラテン語の「concertare」で、「競い合う」という意味があります。

また、イタリア語では「協調する」といった意味になります。

まとめ

コンチェルトもコンツェルトも協奏曲のことを指しているので、違いはありません。

コンチェルトの語源はイタリア語で、コンツェルトの語源はドイツ語になります。

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