紫外線対策されたシューグーがスポーツグー?
この記事では、普通の「シューグー」と「スポーツグー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シューグー」とは?
1978年より日本で販売開始された靴の補修剤です。
昭和の週刊少年誌の裏表紙に商品紹介されていた事でも有名。
アメリカナイズなパッケージでアメリカ製品です。
東京都千代田区に本社を置く『国際技術貿易株式会社』が販売しています。
透明、白、ベージュの3色に加え、近年は容量の減った廉価版、『東亞合成株式会社』の「アロンアルフア」とのコラボ商品が話題になりました。
本来はスニーカーの減りやすい部分への補修や靴底の剥がれの応急処置に使うのがメジャー。
しかしガンプラ世代、RC世代、ミニ四駆世代などのスクラッチ&ビルドやジオラマ作成などの便利アイテムとしても使われてきました。
「スポーツグー」とは?
サッカーのスパイクをはじめとしたシューズ類、スノボ、スケボシューズ修理はもちろんのこと、ちょっとしたアウトドアグッズの補修用に販売開始されたのが「スポーツグー」です。
普通の「シューグー」と「スポーツグー」の違い
普通の「シューグー」と「スポーツグー」の違いを、分かりやすく解説します。
大きな違いとして挙げられるのが踵をはじめとした靴の裏底のすり減りや滑り止めには使えない事でしょう。
「スポーツグー」は接着剤として使えるのは勿論ですが、“スポーツ”が商品名に入っている事もあり、屋外での使用に留意した成分になっていると言えます。
屋外での紫外線・オゾンによるゴムや樹脂の劣化に関しては防げませんが、通常の「シューグー」よりは耐性がある事がメーカーホームページに記載されています。
また違う点としては「シューグー」が靴のソールやトップ部とソールの剥がれに使用頻度の高い、白黒2色と無色透明による3色なのに対して「スポーツグー」は1色展開です。
このため補修跡が気になる方はレジン等のホビー用樹脂材同様にアクリルカラーで着色が必要かもしれません。
まとめ
「シューグー」は靴の踵や靴底のすり減った部分の補修や滑り止め補強に強みを持ちます。
「スポーツグー」はあくまでもソール以外のトップに使うのが基本だと言えるでしょう。
また「スポーツグー」は使用品のUV・紫外線による劣化に関しては「シューグー」よりも強いと言えるでしょう。