この記事では、「御香料」と「香典」の違いを分かりやすく説明していきます。
「御香料」とは?
「御香料」には、「お香」という文字が使用されています。
昔、葬儀の際には自宅からお香を手にして故人に供えるといった風習がありました。
今では、お香は各葬儀場や故人の課程に準備されるようになり、お香を自宅から持参する必要はなくなりました。
そのお香に変わって持参するようになったのが現金です。
「御香料」は、通夜や葬儀でも用いられる言葉ですが、主に用いられるのは四十九日以降になります。
四十九日法要や一回忌、三回忌といった、その後の法要の際に仏前にお供えする際に「御香料」を使用します。
封筒には「御香料」と書き、その下に名前。
中袋には金額、裏面には住所と氏名などを書き記します。
「香典」とは?
「香典」も「御香料」と同じく「お香」という文字が使用されています。
昔、葬儀の際には自宅からお香を手にして故人に供えるといった風習がありました。
今では、お香は各葬儀場や故人の課程に準備されるようになり、お香を自宅から持参する必要はなくなりました。
そのお香に変わって持参するようになったのが現金です。
「香典」は、通夜や葬儀の際に会場に持参し親族に渡す現金を指します。
「香典」の場合、通夜または葬儀以外に使用することはありません。
この両日のみ「香典」を使用します。
封筒には「香典」と書き、その下に名前。
中袋には金額、裏面には住所と氏名などを書き記します。
「御香料」と「香典」の違い
同じ親族に渡す現金であっても、その時期に大きな違いのある「御香料」と「香典」。
「御香料」は四十九日法要を以降に使用する言葉で、一回忌、三回忌などにも使用されます。
言い替えれば、「御霊前」と同じです。
一方、「香典」は、通夜または葬儀のみに使用される言葉です。
言い替えれば、「御仏前」と同じです。
このように、渡す時期に大きな違いがあります。
まとめ
以上のように、渡す時期に大きな違いのある「御香料」と「香典」です。