この記事では、「説明が至らず」と「ご案内が至らず」の違いを分かりやすく説明していきます。
「説明が至らず」とは?
「説明が至らず」の「説明」は、ある事柄について、よくわかるように述べることです。
例えば、医師が患者に「病状を説明する」の場合、医者が患者の病状について、よくわかるように伝えることを意味します。
「説明」の場合、相手が知らないこと、わからないことを相手がわかるまで詳しく述べることを意味します。
また、達しない、到着できない、といった意味を持つ「至らず」を用いることで、「説明が至らず」は相手がわかるまで詳しく述べることができず、といった意味になります。
「ご案内が至らず」とは?
「ご案内が至らず」の「案内」は、道や場所を知らない人をそこまで導くこと、取り次ぐこと、事情や様子などを知らせること、物事の内部の様子、客を招くこと、物事の事情や内容を明らかにすること、などといった意味を持ちます。
「案内」の場合、詳しくといったよりも大まかに伝えるといった意味を持つ言葉になります。
例えば、「道案内する」の場合、目的地までの道順がわからない人に目的地までの道順を教えることを意味します。
また、達しない、到着できない、といった意味を持つ「至らず」を用いることで、「ご案内が至らず」は大まかな道順や事情、様子などを伝えることができず、といった意味になります。
「説明が至らず」と「ご案内が至らず」の違い
「説明が至らず」と「ご案内が至らず」の違いを、分かりやすく解説します。
「説明が至らず」と「ご案内が至らず」の違いは「説明」と「案内」の違いにあります。
「説明」は相手がわかるまで詳しく教えること。
「案内」は大まかに教えることを意味します。
この2つの言葉の意味を踏まえ、「説明が至らず」と「ご案内が至らず」を使い分けることになります。
「説明が至らず」の例文
・『説明が至らず、誤解を招くことになってしまい申し訳ありません』
・『説明が至らず、余計なご心配をおかけしました』
「ご案内が至らず」の例文
・『ご案内が至らず、申し訳ございません』
・『ご案内が至らず、ご迷惑をお掛けいたしました』
まとめ
以上のように、「説明」と「案内」の違いに注意し使い分けることが大切です。