この記事では、「切っても切れない」と「緊密」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「切っても切れない」とは?
 意地悪されたり、金銭を盗まれても関係をやめられないことを「切っても切れない」【きってもきれない】といいます。
 本当なら騙されたら距離を置くべきところ、相手への未練が邪魔していつまでもくっついてしまう状態でいるのです。
 それだけ2人の関係性が強く、密接につながっていると伝えられます。
 親密な関係ともいえますが、あまりいい状態で使うのではなく、面倒な相手との繋がりが切れずに困る状況を指す言葉です。
「緊密」とは?
 しっかり2つの物がついて、離れない状態を「緊密」【きんみつ】といいます。
 隙間なく、ぴたりと物同士がくっついているため間に入り込めないのです。
 このようなところから、「緊密な連絡を取り合う」といって、いかに相手と電話やメールをこまめに取り合って内容を把握するかを考えます。
 また、「緊密な者」といえば、取引する相手との関係性を指すのです。
「切っても切れない」と「緊密」の違い
 ここでは「切っても切れない」と「緊密」の違いを、分かりやすく解説します。
 面倒な行動する相手との関係がやめられず、いつまでも繋がって困ることを「切っても切れない」といいます。
 それほど関係性が深く、簡単に切り離せないのです。
 簡単に相手と離れられない2人は、まるで一体となっているように感じられるほど通っている同士でもあります。
 もう一方の「緊密」はいかに相手との関係性が密接であるか伝えられる言葉です。
 例えば、親交関係にある国同士のつながりを「緊密に協力し合う」といった言い方をします。
「切っても切れない」の例文
 ・『小学校から一緒の悪友とは、切っても切れない仲だ』
 ・『切っても切れない縁の彼は、幼稚園の頃からの親友だ』
「緊密」の例文
 ・『お互いにしっかり対話して緊密な経済関係を築く』
 ・『子会社は緊密に親会社と深く付き合い、連携する必要性がある』
まとめ
 いかに相手との関係性が深く、強く繋がっているか表す言葉です。
 ただ、あまり良い関係性ではないか、良い状態を指す相手に使うかを考えて、使い分けてみましょう。



