この記事では、木製バットの「メイプル」と「ホワイトアッシュ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メイプル」とは?
「メイプル」とは紅葉でおなじみのカエデの木を使った木製バットです。
木製バットに使われる材木には様々な種類がありますが、「メイプル」はその中でも特に硬いバット材になります。
金属バットから木製バットに変えるとバットの柔らかさが気になるという人も少なくありませんが、そのような人でも比較的違和感を覚えにくい木製バットです。
軽さと耐久性に優れ打球を弾きやすいですが衝撃が伝わりやすいため手が痺れやすいという難点もあります。
「ホワイトアッシュ」とは?
「ホワイトアッシュ」とは北米原産のアメリカトネリコの木を使った木製バットです。
アメリカのメジャーリーグではほとんどと言って良いほど多くの選手が「ホワイトアッシュ」を使っています。
硬くしなりの少ないバットでパワーのある選手がより打球を飛ばしやすいのが特徴ですが、アメリカトネリコは育った土地によって木の硬さが違い、日本に輸入される「ホワイトアッシュ」は硬さにバラつきが出がちです。
また打球面が剥がれやすく耐久性にもやや劣るのも難点でしょう。
木製バットの「メイプル」と「ホワイトアッシュ」の違い
「メイプル」と「ホワイトアッシュ」の違いを、分かりやすく解説します。
カエデの木を使ったバットが「メイプル」で、アメリカトネリコを使ったバットが「ホワイトアッシュ」です。
「メイプル」はバット材の原産地を問わず硬さが高く安定していますが、「ホワイトアッシュ」は全体的に硬めではあるもののバット材の原産地によって硬さがバラつき、バットごとに硬さが違います。
また「メイプル」は耐久性も高いですが「ホワイトアッシュ」は耐久性がやや低く壊れやすいのも難点です。
まとめ
野球の本場と言えるメジャーリーグでは「ホワイトアッシュ」が主流ですが、それは気候や材質の安定という特徴があるからで、日本でも「ホワイトアッシュ」が無難というわけではありません。
むしろ日本では「メイプル」の方が硬さとそれに由来する撃ち心地が安定し長持ちするので、日本では「メイプル」の方が無難な選択肢になり得るでしょう。