「やっつけ仕事」と「突貫工事」の違いとは?分かりやすく解釈

「やっつけ仕事」と「突貫工事」の違いとは?違い

「やっつけ仕事」「突貫工事」はそれぞれどのような意味があり何が違うのでしょうか。

今回は、「やっつけ仕事」「突貫工事」の違いを解説します。

「やっつけ仕事」とは?

「やっつけ仕事」とは、「その場しのぎのいい加減な仕事」を意味する言葉です。


「やっつけ仕事」の使い方

「やっつけ仕事」「やっつけ」とは「遣り付ける」が変化したもので動作や行為を強めて表す時に使う言葉です。

力を込めてやるという意味のほか細かいことを考えず力任せにこなすというネガティブな意味でも使われ「やっつけ仕事」の場合はネガティブの意味合いにあたります。

本来ならじっくり時間をかけて検討したり細かい所まで丁寧に気を配ったりするところを力任せに片付けてしまうようないい加減な仕事が「やっつけ仕事」です。

片手間にやるようないい加減な仕事や納期に間に合わせるためその場しのぎでやるクオリティの低い仕事に対して用いられる表現です。


「突貫工事」とは?

「突貫工事」とは、「短期間の間に完成させる急ぎの工事」を意味する言葉です。

「突貫工事」の使い方

3ヶ月かかるところを1ヶ月で仕上げるような急ぎの工事を指します。

本来なら配慮するべきコストなどを度外視したスピード優先の工事です。

土木や建築だけでなく比喩的に「スピード最優先で仕上げた作業」という意味で広く使われています。

「やっつけ仕事」と「突貫工事」の違い

「やっつけ仕事」「突貫工事」の違いは「品質」です。

完成させることを最優先にしたせいで低い品質なのが「やっつけ仕事」、スピード優先でコストなどは後回しにされているが品質は保たれているのが「突貫工事」という仕上がり品質の違いで区別されます。

「やっつけ仕事」の例文

・『他の仕事の合間に手掛けたやっつけ仕事』
・『やっつけ仕事なので出来はイマイチだ』

「突貫工事」の例文

・『突貫工事でトンネルが完成した』
・『2週間の突貫工事で建て替える』

まとめ

「やっつけ仕事」「突貫工事」は意味が全く異なります。

それぞれの意味を正しく理解し使い分けてください。

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