「平野」と「盆地」の違いとは?分かりやすく解釈

「平野」と「盆地」の違いとは?違い

この記事では、「平野」「盆地」の違いを分かりやすく説明していきます。

「平野」とは?

「平野」とは起伏の乏しい平らな地面が広がっている土地です。

水平な地面というわけではないので軽く傾斜がついて坂になっていることもありますが、丘のように明確に出っ張っていたり逆に一部分だけ大きく凹んでいたりしなければ「平野」として扱われます。

「平野」には河川によって押し流された土などが溜まって形成されたり、河川の流れで土地が削られて平たくなってできるケースがほとんどなので、「平野」にはなんらかの川が流れていることが多いです。


「盆地」とは?

「盆地」とは周りを山や丘陵に囲まれているなかで、周囲より低い高度にある平らな土地です。

平らな土地を囲むように山や丘が囲んでいる地形が、縁のあるお盆のように見えることから「盆地」と呼ばれています。

囲んでいる山や丘の高さにもよりますが空気が乾燥しがちであったり空気や熱がこもりがちな気象現象が起きるのも特徴です。

「盆地」は盛り上がった土地の柔らかい部分が侵食されて形成されることもありますが、大きい山や丘の地面が陥没してできることもありますし、火山活動の結果外野輪が形成されてできるケースもあります。


「平野」と「盆地」の違い

「平野」「盆地」の違いを、分かりやすく解説します。

起伏が小さい平らな地面が広がる土地が「平野」で、山や丘に囲まれている平らな地形の土地が「盆地」です。

「平野」は河川や波風などの影響で堆積したり侵食されて作られることが多いですが、「盆地」は大規模な陥没や火山活動の結果形成されることも多く水や風による堆積や侵食で作られるとは限りません。

まとめ

傾斜があっても起伏はない平らな地形が「平野」で、それが山や丘に囲まれている地形だと「盆地」になると考えれば問題ありません。

「盆地」も山に囲まれている部分は起伏のない平らな地形という条件にあっているので「平野」部と呼ばれますますし、どうしてそんな地形になったかを考えないのなら山や丘に囲まれているかどうかが違いと言えるでしょう。

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