この記事では、「切り開く」と「開拓する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「切り開く」とは?
これから先を自らの手で開拓して、道を広げていくことを「切り開く」【きりひらく】といいます。
「未来を切り開く」といえばどのような分野に目を向けて、どう行動していけば良い方向に人生が向うかを考えて動くのです。
このような意味から敵がいる陣地を乗り越えるのに攻め込み、新たな道を作るといった意味でも使われています。
また、切開するため中を開くといった状態を表すとき使う言葉です。
「開拓する」とは?
新しい分野を開くため行動することを「開拓する」【かいたくする】といいます。
「荒れた土地を苦労して開拓する」といえば、あえて人が見向きもしない場所を住めるようにして、人々が集まる街にするために頑張るのです。
このように、自らが加担してインフラを整備し、住居地にしては使えるようにします。
元々はまだ未開発の土地を自らが耕して拓くという意味からきている言葉です。
「切り開く」と「開拓する」の違い
「切り開く」と「開拓する」の違いを、分かりやすく解説します。
使えそうな荒れた土地や山を削って利用できるようにすることを「切り開く」といいます。
開墜して新たに使える道にしたり、農作物が使えるようにするのです。
もう一方の「開拓する」は、荒れた農地に手を加えて作物が育つようにするところから、まだ未開発の土地を自らが加担して住めるようにします。
「切り開く」は未来や人生といったものを対象にしていますが、「開拓する」はまったく新しい分野に手を入れて開くといった意味で使うところが違う点です。
「切り開く」の例文
・『丘を切り開くと平坦になり、多くの家が建つ土地になった』
・『渋滞を解消させるため新たな道路を作って切り開く』
「開拓する」の例文
・『利益が上がるように、いくつもの取引先を開拓する』
・『半導体の市場を今より増やすために開拓する』
まとめ
とても似た言葉を2つご紹介しましたが、どのような場面で使えばより意味が通じるようになります。
どう使うか具体的に学び、比較して使ってみるといいでしょう。
