「あたりめ」と「焼きイカ」はどちらもイカに手を加えたものですが、それぞれどんなものなのでしょうか。
今回は、「あたりめ」と「焼きイカ」の違いを解説します。
「あたりめ」とは?
「あたりめ」とは、「内臓を抜いたイカを干して作る乾物」のことです。
「あたりめ」の使い方
取れたての新鮮なイカをさばいて内臓を抜き取り天日や乾燥機で水分を飛ばしたものを「するめ」といいます。
イカの身は水分を飛ばすとカチカチに固くなり長期保存できることから保存食として古くから作られてきた乾物です。
「あたりめ」はするめの別の言い方に当たります。
するめの「する」がお金を無駄に使い果たしてしまうことを意味する「する」とかぶることから縁起を担ぐため「する」を縁起がいい「あたる」に変えた言い方が「あたりめ」です。
「焼きイカ」とは?
「焼きイカ」とは、「イカを焼いたもの」です。
「焼きイカ」の使い方
鉄板や金網などで火にかけ焼いて調理したイカを指します。
本来はイカを焼いたもの全般を指す言葉ですが、壺抜きしたイカの胴体を串に刺して焼いた屋台などで売られている料理は「イカ焼き」と呼んで区別します。
「あたりめ」と「焼きイカ」の違い
「あたりめ」と「焼きイカ」の違いは「加工方法」です。
どちらも生のイカを加工したものですが「あたりめ」は生のイカを干して水分を飛ばした乾物で「焼きイカ」はイカを火で焼いて調理したものを指します。
一般的に「あたりめ」は水分を飛ばし干物になった完成状態で売られていますが「焼きイカ」は飲食店で提供されるものや惣菜として売られているもの以外に生のイカを自分で焼いて調理するものも含みます。
生のイカを自宅で干して「あたりめ」を作ることもできますが、ほとんどの人は完成品を購入しており自作するのはよほどのイカ好きだけです。
まとめ
「あたりめ」と「焼きイカ」は同じイカでも全くの別物です。
間違える人はまずいませんが違いを知っておきましょう。