「本文」と「本分」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「本文」と「本分」の違いとは?違い

この記事では、「本文」「本分」の違いを分かりやすく説明していきます。

「本文」とは?

「本文」「文」は、「詩文」「文章」「文書」「文献」「文庫」などに用いられる漢字です。

「文」には、文字や言葉、言葉をつづったもの、といった意味があります。

つまり、「本文」とは、文章における本体を意味します。

序文や付録などではなく、その書物の主たる内容を示す文章や注釈や訳文に対して、そのもととなる文章が「本文」です。

「本文中」「本文批判」「小説の本文」などといった形で使用します。


「本分」とは?

「本分」「分」は、「分配」「分類」「分別」「分際」「性分」などに用いられる漢字です。

「分」には、与えられたもの、といった意味があります。

つまり、「本分」とは、その人に与えられた本来尽くすべき務め、そのもの本来に備わっている性質を意味します。

「学生の本分」「親の本分」「本分を尽くす」「本分を果たす」などといった形で使用します。


「本文」と「本分」の違い

「本文」「本分」の違いを、分かりやすく解説します。

同じ読み方もできる「本文」「本分」

読み方は同じでも全く異なった意味を持つ2つの言葉になります。

「本文」は文章における本体を意味します。

序文や付録などではなく、その書物の主たる内容が「本文」です。

一方、「本分」はその人に与えられた本来尽くすべき務めを意味します。

「学生の本分」は勉強することです。

このように、全く異なった意味を持つ言葉になります。

「本文」の例文

・『先生から、よく答えは本文中にあると言われました』
・『私は、つい、本文を読む前にあらすじを読んでしまいます』

「本分」の例文

・『バイトに明け暮れる息子に学生の本分は勉強だと厳しい言葉で伝えました』
・『今回の問題発生に対し自分には責任と本分を果たす義務があると思っています』

まとめ

以上のように、全く異なった意味を持つ2つの言葉になります。

そのため、読み方が同じだからと間違わないように注意が必要です。

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