「訪ねる」と「訪れる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「訪ねる」と「訪れる」の違いとは?違い

この記事では、「訪ねる」「訪れる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「訪ねる」とは?

「訪ねる」には、会うためにその人のいる所にいくこと、ある目的があってわざわざその場所に行くこと、といった意味があります。

言い換えれば、「訪問」「見舞う」「伺う」「足を運ぶ」などになります。

このように「訪ねる」は人や場所に対し使用することのできる言葉です。

例えば、「友人宅を訪ねる」「幼馴染を訪ねる」などといった形で使用します。

何か目的があり、その目的を達成するためにわざわざ足を運ぶといった意味が「訪ねる」にはあります。


「訪れる」とは?

「訪れる」とは、人やある場所をたずねること、季節やある状況がやってくること、音や声を立てること、便りをすること、といった意味があります。

言い換えれば、「訪問」「到来」「現れる」などになります。

このように「訪れる」は場所のみに使用することができる言葉です。

例えば、「学校を訪れる」などといった形で使用し「先生を訪れる」といった形では使用することはできません。


「訪ねる」と「訪れる」の違い

「訪ねる」「訪れる」の違いを、分かりやすく解説します。

「訪ねる」「訪れる」は同じ漢字を使用し同じ意味も持つ言葉になります。

ある場所に行くといった意味で使用することができる2つの言葉ですが、それぞれ、使用可能な範囲が異なります。

「訪ねる」の場合は場所だけでなく人に対しても使用することができますが、「訪れる」の場合は人に対して使用することはできません。

場所のみに使用可能な言葉になります。

その点に2つの明確な違いがあります。

「訪ねる」の例文

・『恩師に会うため昔通っていた小学校を訪ねる』
・『結婚のご挨拶を行うため彼女の両親を訪ねる』

「訪れる」の例文

・『懐かしい場所を彼女と訪れる』
・『苦手な夏が訪れる』

まとめ

「訪ねる」「訪れる」には、以上のような明確な違いがあります。

違い
違い比較辞典