この記事では、「一次妄想」と「二次妄想」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「一次妄想」とは?
予想せず、いきなり間違った確信を持つのが「一次妄想」【いちじもうそう】といいます。
周囲からすると、その心理は了承できないが、本人はいたって当たり前な表情を見せるところが違和感を与えるのです。
妄想する人に多いのが統合失調症を発症した患者であり、脳の機能が異常を発して器質的に問題を起こし、様々な症状を見せます。
この「一次妄想」には種類があり、知覚は異常がないのに、目に見えたものを勝手に解釈する妄想知覚をはじめ、まったく問題がない状況であるのに突然突拍子もないことを妄想着想するわけです。
また、何ら変わった出来事が起きなくとも、恐ろしいものが自分を襲うと言う妄想気分も見せます。
「二次妄想」とは?
心理学的な背景から思考過程を自らが了承できるのが「二次妄想」【にじもうそう】です。
例えば、周囲の者が自分を欺くと勝手に思い込んだり、声をかけてきた人はみなお金目当てと考えて被害妄想します。
また、微小妄想は人に比べて能力がない、人格が良くないと考えてしまい、やる気を失うのです。
反対に、少し物事が順調に出来ただけで自分は能力に長けているだの、人よりも高い位がある特別な人間だと誇示しては、何でも思い通りにいく人間だと過剰に褒めて評価してしまう誇大妄想に分かれます。
「一次妄想」と「二次妄想」の違い
「一次妄想」と「二次妄想」の違いを、分かりやすく解説します。
原発性妄想ともいう「一次妄想」は、知覚、着想、気分といった3つの勝手な妄想により自分を追い込み、情緒不安定な状態になるのです。
このように勝手な思い込みするのも脳の機能が乱れ、器質的に悪い状態であるときよく発症します。
もう一方の「二次妄想」は自分が人から危害を加えられたり、仲間外れにされるといった被害妄想してしまうのです。
他にも、やる前から自分にはできるわけがないと能力を否定する微小妄想や、逆に地位が高く、才能に恵まれた特別な人間だと過大に思い込む誇示妄想が挙げられます。
まとめ
勝手に妄想する症状を2つ取り上げましたが、考える内容に違いがあります。
専門サイトや医師のブログを見て、情報を調べてみるのも良い学びの方法となるでしょう。